徳島県の相談支援専門員の協会です

徳島県相談支援専門員協会

事業報告

事業計画

総括

近年の障害者福祉はノーマライゼーションの理念に基づき、障害の有る人が普通に暮らせる地域づくり、『共生社会の実現』を目指して施策が展開されています。

相談支援については、市町村に一元化された障害領域の中でサービス等利用計画が個別給付化されたことにより、 ケアマネジメントが制度化され、本人のニーズに即したサービス提供の仕組みが定着してきました。

平成26年度も、当協会では法の理念に基づき障害者の固有のニーズ、及びそれに対応する支援体制の構築に取り組みました。 また、相談支援に必要な方法論や内容を高めるための人材育成、徳島県とのタイアップによる各種講演会の実施、資質向上を目指した目的別研修等を開催してまいりました。

これらを通して、目まぐるしく変動する社会情勢や環境の変化を的確に読み、それぞれの地域で必要とされる人材やサービス、 地域での生活を支えるための必要な手立てや、福祉的配慮は何かを議論し、検証してきました。

相談支援専門員の基本原則は、対象者の内在的価値と尊厳の尊重、文化的信念や、価値感において危害を加えないこと、多様性の尊重、 権利擁護と社会正義の支持であり、互恵的な関係を確立することにあり、これらに重きをおいて業務を遂行しています。

とりわけ、障害者の相談支援は、個別支援と地域づくりを両輪とするソーシャルワークとして展開してきました。 相談支援専門員はその実践者であり、今後も基本相談を核とした個別支援と、地域づくりの両輪で業務を行っていく事が求められています。

計画相談の量的達成と質的向上のためには、人材を確保し、人材を育成することが重要となりますが、現状においては、 少人数職場が多い中職場内OJTが実施できない実態があります。相談支援専門員の人材育成・スキルアップのためには、 身近な地域での人材育成体制整備が重要となりますが、現状はかなり厳しい状況下にあります。

そこで、専門員協会にスーパービジョン機能を位置づけ、相談支援専門員の育成と定着を図ることも、今後求められる使命であり、果たすべき役割であると考えています。

協会員の活動の成果や課題を蓄積することは、将来的には地域の相談支援体制の構築のために重要な事項であり、 それらの結果を相談支援事業者や相談支援専門員にフィードバックし、自立支援協議会において検証し、事務所内外での研修や人材育成の取り組みに活用することが考えられます。

今後も、地域に根ざした連携支援型の専門職集団として、徳島県における障害者福祉の一翼を担い、 相談支援体制の充実と自立支援協議会の運営強化を図るための取り組みを重ねていきたいと考えています。

日本相談支援専門員協会との連携と協力

障害者総合支援法が施行され、施行後3年後の見直しの議論や、報酬改定に向けての課題提言、平成27年度末までの計画相談支援の円滑な実施に向けての提案等、 地域の相談支援体制の基盤強化に向け、日本相談支援専門員協会を通じて、連携して国への要望を行いました。

平成26年度受託研修会等の企画・実施

(神26年度 中・四国身体障害者施設協議会「事務管理研修会(徳島)」において

研修会『障がい者への虐待防止・権利擁護について』の実施

日 時:平成26年8月29日(金)9:00~11:05

場 所:ホテルサンシャインアネックス

参加者:63名

派遣協会員:松下義雄 川島成太 田岡泰典(3名)

内容

<講義>「障がい者の権利を守る~障害者虐待防止法の理解~」
<個人・Grワーク>セルフチェックの活用・意見交換
まとめ

∧神26年度 徳島県障がい者虐待防止・権利擁護事業の開催実施

県より下記の研修事業について、委託実施についての協力依頼があり、本協会が企画運営し、共同開催により実施しました。

日 時:平成27年1月19日(月)9:00~16:30

場 所:徳島県立総合教育センター ホール・大研修室 他

参加者:179名

内容

<共通講義>

  • 1.「障がい者虐待防止法について」/徳島県障がい福祉課企画担当
  • 2.「虐待・人権侵害を起こさない施設環境とは」

    (社福)京都ライフサポート協会 理事長 樋口 幸雄 氏

<分野別講義>

  • ア)権利擁護センター・市町村・虐待防止センター担当者コース
  • 「障がい者虐待における自治体の取組・対応方法」
    1.養護者による虐待事例(演習)
    2.障害者福祉施設従事者等による虐待事例(演習)
  • イ)障害福祉施設管理者・虐待防止マネージャーコース
  • 「虐待事案が起きた場合の対応について」
    1.「虐待防止マネージャー」について
    2.虐待が発生した場合の虐待防止マネージャーの役割について考える(演習)

独自の研修会等の企画・実施

〜躄颪了臆端圓鯊仂櫃箸靴晋修会の実施

会場 開催日 研修テーマ

徳島市ふれあい健康館

平成26年6月21日(土)14:30~16:00

「支援者の為のエンパワメント技法」

徳島県南部こども女性相談センター

児童相談担当 課長補佐

梅崎 一郎 氏

15:15~15:45

「移動スーパーとくし丸の紹介について」

(株)とくし丸代表取締役

住友 達也 氏

徳島県相談支援専門員及びサービス管理責任者を対象にスキルアップ研修会の実施

会場 開催日 研修テーマ

徳島市ふれあい健康館

平成27年3月10日(火)13:30~15:30

「ストレングスモデルを基本とした支援計画の作成」

愛知淑徳大学 福祉貢献学部

教授 谷口明弘 氏

4、四国ブロック(四国4県)との連携強化のための会議の開催

四国4県の県担当者や相談支援専門員協会等との相互の交流を通じて、相談支援の充実が図れるよう意見交換等を行いました。

(神26年第1回四国ブロック障害者相談支援関係者会議

日 時 :平成26年6月14日(土)13:00~16:00
場 所 :霧の森 交湯~館 第2研修室
参加者 :県参加者・塚本・久米島・島
議 題

:1 今年度の四国ブロック障害者相談支援関係者会議について

相談支援関係基礎情報についての質問等

:2 協議事項

  • 1.計画相談進捗状況について
  • 2.各県における相談支援体制の強化について
  • 3.就労継続支援B型利用に関するアセスメントの実施について
  • 4.強度行動障害者支援者養成研修の実施状況について
  • 5.その他

5、理事会・総会の実施

本協会の運営のあり方や活動方針についての協議を行うため理事会の開催や各種受託研修等の検討のため役員会を実施しました。

(神26年度 第1回役員会・総会の実施

日 時 :平成26年5月1日(木)18:00~
場 所 :徳島市ふれあい健康館
議 事
  • :平成25年度事業報告(案)・決算について
  • :平成26年度事業計画(案)・決算について
  • :徳島県相談支援専門員協会規約の策定について

第2回役員会の実施

日 時 :平成26年6月21日(土)12:00~
場 所 :徳島市ふれあい健康館
議 事
  • :平成26年度総会について
  • :会員拡大の在り方について

B3回役員会の実施

日 時 :平成26年7月21日(月)13:30~
場 所 :障がい者生活支援センター凌雲
議 事
  • :平成26年度 中・四国身体障害者施設協議会「事務管理研修会」での『障がい
  • 者への虐待防止・権利擁護について

その他

_餔数

会員数は下記の通りです。

年度 正会員数 賛助会員数
平成26年度 47 2
ページトップへ